転職のプロの筈では?転職エージェントは素人だらけ!?

転職エージェントは実は素人だらけなんですよ、と言われたらどう感じるでしょうか。

いや、でもそうはいってもプロでしょ、と感じるかもしれません。

しかしながら、よく考えてみてください。

転職エージェントが転職のプロだとしたら、ずっと転職エージェントをやっていること自体が変ではないでしょうか?

「人買いの仕事って儲かるんだよ」

という話を聞いたことがないでしょうか。

「儲かるから」というだけで人材紹介業を始める人は少なくありません。

人を右から左に動かすだけで100万程度のお金が得られるビジネスというのはほとんどありませんから、このように「儲かる」という意識だけで転職エージェントを始めるケースは本当に多いのです。

繰り返しますが、人材紹介会社をプロの集団だと感じているかもしれませんが、実のところほとんどが素人の集まりです。

エージェントとしての実績もなく、自分自身が転職市場で揉まれたわけでもなく、企業からの求人票を求職者に渡して面接をアレンジするだけでお金になることに目をつけた金の亡者どもという方が正しいくらいでしょう。

人材紹介会社は全国で約17,000ほどの事業所登録がありますが、毎年1,000程度の新規登録がされ、ほぼ同数が廃業しているような定着率の低い業界です。

この定着率の低い原因として、成功報酬による厳しい売上ノルマが挙げられます。

エージェントはこの厳しいコミットメントを強いられるため、求職者に対して強引な紹介をせざるをえず、結果がでなければ早期に辞めるように会社から圧力を受けるのです。

また、個人が未経験で人材紹介業を始めるケースも多発しています。

そもそも人材紹介業は元手がかかりません。

求職者と知り合い、それを企業へ内定させればお金が得られるのですから、全くノウハウもないままはじめるというケースが多く、参入障壁も低いために、気軽な気持ちで始めてしまうのです。

ノウハウが全くない人材紹介会社はもちろんのこと、内定が取れれば何でも良いというスタイルになりがちです。

こうして、求人企業と求職者のマッチングも全く考えず、双方に散々迷惑をかけたあげくに早期廃業してしまうという最悪のケースが増えてきています。

個人のリクルーターなどは勉強会やセミナーに顔を出し、そこに求職者がいないかを探していることもあるため、出入り禁止に指定されることも珍しくありません。

低い定着率=サービスの質も低い

このように定着率が低い業界のサービス品質は総じて低いものです。

求職者に対して自信満々に企業を勧めるエージェントも多いですが、そもそも業界のことをよく理解しておらず、会社のネームバリューがあるから、といったような適当な理由で企業を斡旋してくるケースは少なくありません。

外国人のエージェントも多分にもれず酷いものです。

スーツをビシっと着こなして、スマートで仕事ができるような雰囲気を醸し出していますが、そのほとんどが元英語教師という有様です。

英語教師の前はフォトグラファーやダンサー、家電量販店の店員など様々ですが、人材紹介のプロということはまずありません。

このようにキャリアが全くないエージェントが業界に溢れているというのが実情なのです。

知ったかぶりで自信満々に求職者に接して指導もしてきますが、企業に応募する際に必要とされる、キャリア診断や、職歴書のブラッシュアップ、まともな推薦状を書いたり、お互いにとって良いマッチングの企業を探す、といったことさえ出来ないのが当たり前です。

人材紹介業は適切な企業と適切な個人を結びつけるという、本来であれば経験を必要とするものです。

その人の人生がかかっているわけですから、当たり前ですね。

企業が欲しいと考えている人材と、個人が活躍できる企業のマッチングにこそ、人材紹介業の価値があると言っても過言ではありません。

しかしながら、そういった需要を全く無視して手数料だけを目的に企業と個人を結びつけるリクルーターが少なくないのが実情です。

もちろん、そのような適当なマッチングを続けるリクルーターが長続きする筈もないのですが、有象無象のリクルーターが入り混じっているのが転職市場の現実なのです。