ドルコスト平均法のメリットを最大限活かすために必要なものとは

投資を始めたいとおもったあなたは書店でも投資本を眺めてみたのではないでしょうか?

書店で積んである投資本を見ると、初心者でもできる積み立て投資といった書籍がよく目につきます。

内容は手数料の安いノーロード投資信託を中心にポートフォリオを組んで、毎月一定額(数万程度)を積み立てていくということで資産を形成できるというもの。

そして、年に1買いくらいはポートフォリオの構成を見直して、偏りが出ているようであればリバランスをしましょう、というのがほとんどの本で書かれています。

この手法はいわゆるドルコスト平均法というものです。

ドルコスト平均法は本当に儲かるのか?

ドルコスト平均法というのは、高いときにも安いときにも機械的に同額を買い付けることで、株価の変動リスクを抑制し、ローリスクで安定した収益が確保できるという理論です。

一理あるのですが、この方法では投資で大勝ちすることはできませんし、今すぐ資産を形成したいあなたにとって「20年後にまとまったお金が手に入りますよ」といった手法はまったく魅力的ではないでしょう。

投資は買値がすべて

ドルコスト平均法の弱点は、先ほど言ったように「高いときにも機械的に買い続けなければならない」ということです。

割高な時期に購入すれば当然損をするわけですね。

ドルコスト平均法を勧める書籍にはローリスクであれば年利3%のポートフォリオ、ハイリスクであれば年利5%のポートフォリオが組めると書かれていますが、当然ながら数十年にわたって毎年コンスタントに3%や5%の利益がでるわけではありません。

ドルコスト平均法で損をするケースとして、機械的に買い付けるために高値づかみをしてしまう時期が長くなることがあるためです。

投資信託やETFという商品自体は自動的に分散投資がされており、個別株投資よりも断然ローリスクなのですが、投資タイミングまで機械的に決定されてしまうためにこのようなデメリットが生まれるのです。

大不況でこそ継続しないと儲けがでない

では、このようなデメリットがあるドルコスト平均法は使うべきではないのでしょうか?

実はリーマンショック級の大不況が来た場合、今度は株を機械的に安く仕込んでくれるのがメリットとして出ます。

本来であれば大暴落が来ているときは買い付けしにくいのですが、機械的に買い付けているわけですからどんな状況でも買ってくれるからです。

そして、全体的なコストが下がることで儲けを出しやすくする、それがドルコスト平均法の強みです。

しかしながら、問題はいざ大不況となると「自分の資産が目減りしてる!」という恐怖からこの時点で解約をしてしまう人が多いということです。

いざ自分の資産がどんどん値下がりしていくのを目の当たりにしていると、このまま投資を続けていて大丈夫なのか、という不安ばかりが頭によぎるようになり、衝動的に解約してしまうわけです。

これはドルコスト平均法のメリットをまったく享受できず、デメリットばかりが目立つパターンです。

もしあなたがドルコスト平均法でやると決めたのであれば、いかなる局面を迎えても機械的に投資を続ける必要があります。

投資タイミングを機械的に決めてしまうと大儲けはできない

投資は資金を投入するタイミングが最も重要です。

景気には当然山と谷があるため、必ず谷の局面がやってきます。

そういった時期に思い切って買い付けをすることで、大きな値上がりが期待できるわけです。

投資の基本として好況期のときには貯蓄し、不況期には投資するべきです。

すでに1億円くらいの余裕資金がある人であれば、年利3%狙いの投資信託でも十分な利益がでるかもしれません。

ですが、今から資産形成を考えている多くの人はそうではないわけですから、投資戦略をきちんと練らないと大儲けはできない、ということです。