エンジニアが転職すると必ず不幸になる企業の見分け方

求職者の方からよく相談を受けることとして「エンジニアはどういった企業に入社すべきでしょうか?」「エンジニアが働きやすい企業はないでしょうか?」といったものがあります。

今回はこれまで採用担当として、転職コンサルタントとして数千人の求職者に出会い相談を受けてきた経験から、特にエンジニアに特化してこんな企業に転職すべきではない、という企業の見分け方をお教えします。

エンジニアに理解のない会社の見分け方

エンジニアというのは特殊な職業の1つでなかなか理解されがたいものがあります。

多くの人にとってパソコンを使いこなす凄い人というイメージがあるかもしれませんし、IT土方のような厳しく辛い仕事というイメージもあるかもしれません。

実際にはそれほど単純な話ではなく、エンジニアという大きな枠の中に様々な分野のエンジニアが存在しています。

そして、そのように様々な分野のエンジニアが存在するにも関わらず、今まで多くの相談にのってきた中でもエンジニアが辞める共通の理由として「会社がエンジニアに理解がない」という声が最も多く寄せられました。

では、エンジニアに理解がない会社にはどのような傾向があるかを見ていきましょう。

  • エンジニアのトップがいない/凄くない
  • 募集要項が曖昧/大雑把
  • 求める人材に根性論の記載がある
  • 面接でスキルチェックが一切ない
  • 技術戦略がない
  • 開発環境がしょぼい
  • 所属しているエンジニアの給与が安い

エンジニアのトップがいない/凄くない

最近はCTOやVP of Engineeringといった肩書きのついているエンジニアも多いですが、エンジニアを理解していない会社の特徴として、経営層に近いところにエンジニアがいなかったり、いても肩書きばかりで技術と権限を持っていない状況にあります。

まず、経営層に意見できるエンジニアがいない会社に入るのはやめましょう。

会社の意思決定にエンジニアが関わっていない場合、エンジニアにとって非常に働きにくい会社になります。

例えば、上層部から「会社にかかってきた電話はみんな平等にとるものだ」というような命令が下り、エンジニアも電話をとることを強要される、などです。

開発に集中しているエンジニアが電話を取るということは、脳のスイッチを一度切り替えなければならないということで、著しく仕事の効率を落とすことになります。

そういったことが理解されない会社では「みんなやっているんだからお前もやれ」と一方的に言われるケースが多発します。

他にも「始業時間より早くきて毎朝応接室を掃除せよ」といった指示や、「インターネット禁止」などのようなものもありました。

まともなエンジニアのトップがいない会社ではこのような不合理な命令がまかり通ることとなり、仕事に集中できない状態になります。

また、技術を持っていないトップの場合、エンジニアの気持ちが分からず、上層部に正しく意見することもできないため、同じようなことが起きえます。

企業に面接に行った際に「エンジニアのトップと話をしたいです」と伝えて話を聞かせてもらったり、「エンジニアの効率を上げるためにどのような取り組みをしているか教えてください」などのように確認してみるといいでしょう。

CTO候補を募集しているような企業にも注意すべきです。

募集要項が曖昧/大雑把

募集要項を見たときに曖昧か大雑把になっている場合も避けた方が良いでしょう。

エンジニアといっても実際には様々な役割があります。

そのことが分からず募集要項にただただ「エンジニア」とか「プログラマ」と書いてある企業も多いです。

ひとくくりでエンジニアとは言い切れない程に幅と深さのある業種なのですが、それをひとまとめに考えている時点でエンジニアに対する理解が足りません。

例えば、サーバーエンジニア、フロントエンドエンジニア、クライアントエンジニア、組み込みエンジニア、インフラエンジニア、QAエンジニア、などなどそれぞれの役割にきちんと言及している企業を選ぶべきです。

さらに言えば、開発言語(Golang、C#、Python、Rubyなど)に具体的に書かれており、他にも使用技術(AWS、GCP、Xamarin、Reactなど)がしっかりと書かれている企業を選ぶべきです。

そして、それらの用語の表記が間違っていないことも確認しましょう。
(JavaScriptがJAVASCRIPTなどになっている、など)

これらがきちんと書かれていないということは何も分かっていない人間が募集要項を書いているということになりますし、下手すると「いいから何でもやってほしい」と言われて無茶な仕事を押し付けられかねません。

求める人材に根性論の記載がある

募集要項の中に求める人材、人物像が記載されていますが、根性論が多く見られる企業には注意してください。

例えば「残業もいとわない」「ストレスに負けない」「なせばなる」「バグは絶対に出さない」のような言葉です。

これらの記載が見られる企業ではエンジニアに対して無理を強いる傾向があります。

プログラムを理解している人間であれば「バグを出さない」というのは不可能であることがわかります。

それを無視して根性論の目標を立てている時点でその会社ではエンジニアは正しく評価されません。

また「動くものを作れること」をプラス評価とせず、ちょっとしたミスやバグを過大にマイナス評価として取り扱われることもありました。

エンジニアにとって「プログラムが動いていること」がそもそも凄いことなのですが、「動くのは当たり前、絶対にバグを出すな、システムを止めるな」といったような理不尽な要求を受けることも多く、こういう場所ではエンジニアが適切に評価されません。

面接でスキルチェックが一切ない

面接でも注意が必要です。

エンジニアが面接を受ける場合、かならずスキルチェックがあるべきなのですが、まったくスキルチェックをされない企業というのも存在しています。

そういった会社は技術に対して関心がなく、とりあえず人を入れてしまえという状況にあります。

なぜなら退職率が高く、猫の手も借りたい状況だからです。

未経験者大歓迎という企業もそうですね。

スキルチェックをきちんと行わない会社では入ってくる人材のスキルも壊滅的になり、全体的に能力の低いエンジニアばかりがコピペのコードを量産している、というような状況になりがちです。

面接官があなたのどこを見ているのかも面接できちんと見極めましょう。

面接にエンジニアが出てこない企業も要注意です。

エンジニアのスキルが高い企業では面接で候補者のスキルチェックを欠かさずにしています。

技術戦略がない

技術戦略が描けていない会社にも要注意です。

技術戦略とは「これからウチはこのように技術のロードマップをひいている」というような、中長期で見た技術選択のことです。

この戦略がしっかりしていない場合、行き当たりばったりで技術を選択したり、はたまたプロジェクトごとにまったく異なる技術を利用していたりと、社内ですらまとまりがない状況に陥ります。

こうした企業では技術的な負債が積み重なるばかりで一向に前に進めない、というようなことが起きます。

会社として技術戦略をきちんと持っているかを面接では確認しましょう。

また、その技術戦略が企業の事業戦略やプロダクトと関係しているかを見極めるのも大切です。

良いプロダクトはエンジニアとビジネスサイドが適切な関係性を築けていないと実現し得ないものです。

エンジニアの好き勝手に技術を選択するような傾向がある場合、ビジネスサイドが失敗し会社が傾きかねませんし、逆もしかりです。

開発環境がしょぼい

これも面接時に確かめるべきことですが、開発環境がしょぼい企業は絶対に止めましょう。

例えば、格安PCを利用している、ディスプレイも安物、OSも選べない、CPUやメモリが何世代も前、といった感じです。

私が知るある企業では、デュアルディスプレイは当たり前、OSはWindowsとMac、Linuxから選択でき、

PCのスペックもWindowsであれば、

CPU:Intel Core i7-8700K
メモリ:64GB
グラボ:NVIDIA GeForce GTX 1070Ti / 8GB
メインストレージ:SSD 1TB
サブストレージ:HDD 3TB

これくらいが当たり前である、とお話されていました。

高品質なソフトウェアを開発するのには開発環境も高品質でなければならない、という考えを持っている企業を選ぶべきです。

この企業では、キーボードやマウスにも力を入れており、Happy Hacking KeyboardやREALFORCEのような高級キーボードに、SlimBlade Trackballのようなトラックボールまで用意されているとのことでした。

所属しているエンジニアの給与が安い

これが最もわかりやすいのですが、外からは見えにくいものです。

外から見えるモデル給与というのは正しくないことが多く、実際に現場で働いているエンジニアがいくらもらえているのはか重要なことです。

いかに口で「ウチはエンジニアを重要だと思っています。エンジニアのことをきちんと考えています」と主張していても、実際にもらっている給与が安ければ何の意味もありません。

エンジニアを使い捨てだと考えているかどうかは現場がきちんと適切な給与をもらっているかどうかで判断することができます。

また、額面が高い企業でもみなし残業が含まれており、長時間労働が求められるケースもあります。

この場合も時間当たりの給与は安くなりますので、しっかり確認するようにしましょう。

エンジニアとして転職するなら特化型の転職エージェントを使うべき

このようにエンジニアの転職というのは特殊な側面を持っています。

エンジニアに理解があり、かつ高い評価をしてくれ、成長できる企業というのは意外と見つけるのが難しいものなのです。

そこでオススメなのが、エンジニアに特化型の転職エージェントを利用することです。

特化型のエージェントはその業界の案件に非常に強く、エンジニアであればIT業界に特化した転職エージェントを使うべきです。

エンジニアが面倒だと感じる職歴書の書き方や、面接の指導、企業との日程調整までしてくれますし、何よりエンジニアの気持ちが理解できるために、あなたにあった企業をきちんと提案してくれます。

それに加え、企業の内部情報にも詳しいですし、その企業にどんな有名なエンジニアが所属しているかまで教えてくれます。

私がオススメする特化型の転職エージェントは、GEEKLYです。

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