95%が転職に失敗している現実を知っていますか?

あなたが転職を考えたとき、落ち着いて周りを見渡してみてください。

転職に成功した方がどれくらいいるでしょうか?

「○○さんは、そういえば転職していたなあ」

と思い当たる人がいるかもしれません。

また、Facebookなどでも「心機一転頑張ります!」といったような投稿を見かけることもあるでしょう。

しかし、その方たちが本当に転職に成功したか、満足する職場に移れたか、キャリアアップしたのか、という点はわかりません。

人間は自分の選択を正当化しますし、見栄をはりたい生き物ですから、失敗したことを他人に宣伝してまわることはありません。

例えば、同僚が転職したあと、同僚繋がりで飲み会に参加することもあるでしょう。

その場で皆が興味本位で「新しい職場どうよ?」的な話をするでしょうが、ほとんどが「転職して良かったよ」と言っています。

しかしながら、その人が本当に転職に満足しているかはわかりません。

元同僚に対して「転職失敗だった、辛い」などのような話をしても仕方がないからです。

もし、転職に失敗して「やっぱりやめればよかった」と思っていても元同僚にそんな話をする訳がありません。

自分の選択が間違っていて、自分の転職が失敗したなどということを知られるのは恥ずかしいからです。

もし本当のことを言ったとしても、その場では慰めてもらえるかもしれませんが「やっぱり転職なんてするもんじゃないな、あいつは馬鹿だよ」くらいのことを言われてもおかしくありません。

そもそも、転職直後に「この転職は正解だった」とわかる人はいません。

要するに「転職して良かったよ」という言葉は少なからず見栄を張っていることに間違いありません。

新しい職場で評価されるのは早くても半年後、普通なら一年後です。

実績を積み重ねるというのは2、3日で出来るようなことではありません。

多くの人たちは新しい職場の新しい環境で新しい仕事に慣れるのに精一杯でしょう。

要するに転職してしばらくは、新しい環境になじむために、新しい関係を構築し、新しいことを学びながら次の評価タイミングを待っているはずです。

そして、残念ながら、転職コンサルタントへ寄せられる相談から統計を出すと、95%の人は転職に失敗しています。

転職する以上は転職先で活躍しなければならない

転職の動機として給与に対する不満や、仕事内容に対する不満は非常に多くの割合を占めています。

それは、現状にはその原資がないから、もっと原資がある会社に転職したい、ということを意味しています。

本人が結果を出している場合、給与が上がらない原因として業績が不振であるケースがほとんどです。

この場合は会社に利益が出ていない=給与や賞与に回せるお金がない、ということになります。

業績不振の場合に業績の数値を改善する最も手っ取り早い手段はなんでしょうか?

企業のコストでかなりの割合を占めるのが人件費です。

人件費なんてそんなかからないでしょ、と感じているかもしれませんが、

例えば100人いる企業であれば、1人を人月80万で計算したとして、一月8,000万円かかっているわけです。

人を雇うことはそれだけお金がかかるのです。

ですから、利益が出ない状況ではこの人月を下げようとするのが悪しき経営者の会社です。

賞与カット、給与カットは当たり前、酷い会社では給与遅延、給与未払いまでやります。

そういう会社から転職したいということは、自分をもっと認めてもらえる会社に転職したい、ということです。

ということであれば、自分の能力を発揮して評価してもらえる会社で働きたいということでしょう。

ですから、私はこのような求職者に対しては、働きがいがあり、かつ評価が適正で、原資のある会社を紹介しています。

しかし、残念ながらそうスムーズにはいきません。

「本当にその会社は私を評価してくれるんですか?」

「今は業績が良いかもしれませんが、それってずっと続くんでしょうか?」

「組織が未成熟だとやることも多そうですけど、ワークライフバランスは大丈夫でしょうか?」

このような言葉が返ってきて、返答を正直にすると辞退されるケースが多発します。

残念ながら、転職しただけで評価してくれる会社はありません。

業績も保証されていませんし、ワークライフバランスを考えているほど安定した状況ではありません。

しかし、だからこそチャンスなのです。

しかしながら、これで応募を控えて戴くのはそれで構いません。

なぜなら、ミスマッチな転職をして不幸になるのは候補者自身だからです。

このサイトでも何度も申し上げていますが「中途採用をメインにしている会社」というのは、現在問題があるからこそ「中途採用者」に解決してほしいと考えているのです。

逆に言えば「中途採用」で入社し、その企業が抱えている問題、課題を解決すれば一気に評価されるということです。

この両者の気持ちが一致したとき転職に成功しますし、転職はそうでなければなりません。

ですが、現実はこれが一致せずに不幸(=キャリアダウン)になるケースが多発しているのです。