転職コンサルタントとは|おすすめの相談の仕方から使う意味まで

私に相談にこられる方の質問として多いのが、
「転職コンサルタントって何をしてくれるの?」
「どの会社を選べばいいの?」
「本当に使うべきですか?」
「登録する前に知っておいた方がいいことありますか?」
という質問です。

不安からこれらの質問をされる方がほとんどですが、結論から言うと転職に必要な面倒な手続きをすべて代行してくれるため、必ず使うべきと断言できます。
なぜなら転職が失敗する一番の理由は「転職は面倒くさい」からなのです。
しかし、使い方や選び方を間違えてしまうとコンサルタント自体が面倒なものに感じてしまいます。

そうなると転職の邪魔になるケースもあり「自分で応募していれば受かっていたかもしれないのに落ちてしまった」という相談も受けています。

このページでは、転職コンサルタントを経験し、企業の採用担当もしている私が転職コンサルタントの使いこなし方をお教えします。

すべて読めば、転職コンサルタントとは何なのか、どこを選ぶべきなのか、どのように使えば転職が成功するのかということがわかります。

転職コンサルタントに関するWebサイトの注意事項
現在、「転職コンサルタント」「転職エージェント」と検索すると多くの記事が出てきますが、そのほとんどが自社サービスの宣伝のために、自社の目線から書かれた内容になっています。

その証拠として、ページを読み進めていくと「弊社サービスへの登録はこちら」「まずは弊社で無料相談」などのように自社サイトへの誘導をかけるようになっています。

このページでは、転職コンサルタントの経験と企業での採用担当の経験がある私が事実に基づき中立的な目線で、転職業界と転職コンサルタントの裏事情を含めて解説していきます。

1.転職コンサルタントがしてくれること

転職コンサルタント(転職コンサルティング)とは、登録をすると完全無料で転職相談にのってくれ、キャリア診断を行い、企業の求人紹介から面接の日程調整、給与交渉など転職に必要なことすべてをサポートしてくれるサービスです。

初めての方は無料ということに驚かれるのですが、転職コンサルタントはあなたが入社した企業から紹介料として年収の30%~35%を受け取るので心配ありません。
しかしながら、あなたが転職コンサルタント経由で転職しなかったとしてもあなたには1円の請求も来ません。
それは、長い目でみたときに良いお客さんとなってくれることを期待しているからなのです。
ですから、引け目を感じる必要はありません。
転職コンサルタントにとってはあなた自身が利益に繋がると考えています。

では、転職コンサルタントがしてくれることを見ていきましょう。
主にこの6点が転職コンサルタントがあなたの代わりにやってくれることです。

  1. キャリア相談/診断
  2. 求人紹介
  3. 履歴書や職務経歴書の書き方指導/添削
  4. 面接対策
  5. 面接の日程調整
  6. 給与交渉

転職活動で面倒になることは基本すべて代わりにやってくれます。
転職コンサルタントを利用すれば面接以外で企業と直接やりとりをする必要はありません。

個人で転職活動を進める場合は、これらすべてを自身でこなさなければなりません。
その結果として、転職を面倒に感じてしまい適当な転職先で妥協したり転職自体を諦めてしまったりします。
ですので、転職する場合はできる限り活用することをお勧めしています。

2.使う上でのメリット/デメリット

転職コンサルタントは一見すると無料で使えて何もかもサポートしてくれるすばらしいサービスですが、メリット/デメリットを正しく理解した上で使わなければ無意味になってしまうどころか、逆効果になってしまいかねません。
転職に失敗しないためにもメリットとデメリットをしっかり理解しましょう。

メリット

  • 転職活動に必要なサポートをすべて無料で受けることができる
  • 自分のキャリアを客観的に見つめなおすことができる
  • 非公開求人と呼ばれる表にでていない案件に出会える
  • 面接では伝えきれないあなたの魅力を人事に伝えてくれる
  • 給与交渉など本人ではしづらいことをやってくれる

転職コンサルタントは企業側が支払う手数料で儲けを出しているわけですが、それでもこれだけのサービスを無料で受けられるのであれば使わない理由はありません。
例えるならば、転職に関する個人秘書を無料で雇えるようなものです。

さらに面接で失敗したとしても、優秀なコンサルタントであれば人事に対して別途アピールを行い、不合格をくつがえすことすらあります。

デメリット

  • 優秀ではないコンサルタントにあたってしまうことがある
  • 営業トークにのせられて、間違った転職をしてしまう可能性がある
  • 転職市場での価値が低い場合、サービスを受けられない
転職コンサルタントの質はピンキリで、レベルの低いコンサルタントにあたってしまうと、あなたのキャリアよりも売上を優先されてしまうことがあります。

コンサルタントには様々な方がいるため「合う/合わない」もあります。
なので、できるだけ複数のコンサルタントを併用することをお勧めしてます。

さらに言えば転職コンサルタントを1人しか使わないと、そのコンサルタントが正しいことを言っているのか判断がつきません。
そのせいであなたのキャリアが台無しになるようなことは避けなければなりません。

転職が不利になりませんか?

企業に紹介料を払わなければいけないのであれば、内定率は下がり不利になるのではないでしょうか?

ご相談にこられた方にこういった質問を受けることがあります。
ですが、安心してください。
内定率は下がらないばかりか、むしろ、上がっていますので有利になります。
これは実際のデータからも明らかなことです。

採用担当者は「採用した人がすぐに辞めた」「実際にはマッチしない人材だった」といったリスクを避けることを第一に考えています。
そのため、身元のはっきりしない個人応募より、転職コンサルタントのお墨付きの人材を優先する傾向があります。

採用した人材がすぐに辞めてしまうと、引き継ぎや退職処理、代わりの人材を採るための採用、育成、人事調整、などなど転職コンサルタントの紹介料よりもコストがかかるのです。

コンサルタント経由で採用した人材が短期間で辞めた場合も、企業側に紹介料を返還する契約になっているので企業側も安心して採用ができるようになっていますのであなたも安心してください。

3.転職サイトとの違い

転職サイトと転職コンサルタントの違いをお教えします。

転職コンサルタントと転職サイトの最も大きな違いは「専任の担当者がつくかつかないか」というところです。

転職コンサルタントであれば、あなたと面談をした上で企業への応募や、面接日の日程調整、最終的な条件交渉を代わりにやってくれます。
しかし、転職サイトの場合は、サイト上にある求人情報を調べることができるだけで、その他はすべて自分で行わなければなりません。

結論を言うと、転職コンサルタントを使う方が圧倒的に優れていますし、転職サイトと同時に使うこともできるので、転職コンサルタントを使わない理由はありません。

転職エージェント 転職サイト
気軽さ 専任のコンサルタントと打ち合わせをしながら進めるため、気軽ではない。 自分のペースで使うことができる。
選択肢 専任のコンサルタントを通して、転職サイトにはない非公開求人にも応募可能。 10万以上の案件が登録されているが、どこが良い会社なのか分かりづらい。
企業との調整 専任のコンサルタントが面接日程、給与交渉、入社時期まで調整してくれる。 × 応募から面接の日程調整、入社条件の交渉などあなたが行わなければならない。
転職成功率 面接指導や、企業への強い推薦があり有利。 直接応募にせよ転職サイト経由の応募にせよ頼れるのは自分自身だけ。
転職アドバイス 自分では気がつくことができない市場価値やキャリアが発見できる。 × アドバイスを受けることはできない。
面接対策 模擬面接でそれぞれの企業の対策ができ、
既存の転職成功者から傾向がわかる。
× 「面接本」などを読んで独自に対策するしかない。
情報収集 知りたい企業の内部情報を含め提供してもらえる。 × 転職サイト上では企業が出したい情報しか見えない。

コンサルタントに転職サポートを断られてしまうようなことがあり、どうしてもコンサルタントを使えない場合は転職サイトを使うべきですが、
捨てる神あれば拾う神ありと言い、1つのコンサルタントに断られても必ず複数のコンサルタントに登録しましょう。

もし転職サイトを使う場合は、業界最大手の「リクナビNEXT」が鉄板です。

4.転職コンサルタントの選び方/注意すべきこと

転職コンサルタントは非常に便利な存在ですが、当たり外れがあるのも事実でコンサルタント選びに失敗してしまうと、時間と機会の無駄になるばかりか「普通にやれば受かるはずだった企業に落ちてしまう」ということにもなりかねません。

ここでは、あなたがどのコンサルタントを選ぶべきか、具体的な転職コンサルティング会社(人材紹介会社)の名前を出して解説をします。

転職コンサルタントの選び方

転職コンサルタントは業界を横断して大量の求人案件を持っている「総合型転職コンサルタント」と、
業界や対象とする求職者を絞って専門的な求人案件を持っている「特化型転職コンサルタント」に別れます。

それぞれメリット/デメリットが異なりますが、実態としては下記の3つの業界の志望者以外は「総合人材紹介会社」に登録しておけば問題ありません。

特化型人材紹介会社を使うべき3つの業界/職種

  • アパレル(業界がかなり特殊、店舗見学などの要素あり)
  • 外資系企業(特に面接が特殊になるコンサルティングファーム)
  • エグゼクティブ(役員、取締役経験者や既にヘッドハンターなどとやりとりがある場合)
これらの方以外は、時間があれば特化型人材紹介会社を試してみても良いでしょう。

総合型転職コンサルタントのメリット/デメリット

メリット

  • 業界を横断しているため大量の求人案件を保有している(最大10万件以上)
  • 業界を変えたいといったときに対応可能

デメリット

  • 業界特有の知識には疎い傾向がある(担当者による)
  • コンサルタントの当たり外れが激しい

業界特有の知識に疎いという話ですが、近年は大手でも対応できる人材を抱えるようになっているので、当たりのコンサルタントが担当にあればあまり問題にはなりません。

特化型転職コンサルタントのメリット/デメリット

メリット

  • 業界の出身者が多く、専門知識が豊富
  • 業界特有の面接対策ができる

デメリット

  • 中小企業が多く、案件数は大手より少ない
  • コンサルタントのレベル差が大手よりも激しい

特化型転職コンサルタントは案件が少ないという特徴は持つものの、特化型強みとして専門性のある案件を持っていることが使うべき理由となります。

次に、それぞれの人材紹介会社をどう選べが良いのかを説明します。

総合型転職コンサルタントの選び方

総合人材紹介会社は、あなたの希望条件(年収など)にあわせて選ぶ必要があります。

総合型人材紹介会社の場合、担当するコンサルタントとの相性や質がとても重要になってきますので、少なくとも3社以上は一気に登録をし面談をしてみて、一番良いと感じたところを使うことをオススメします。

17,000社ある転職コンサルタントの中から評判がよく、かつ実際のサービスの質も高い5社を厳選し、年収ごとに分類しました。
まずはこの5社の中からあなたの年収にあわせて選んでください。

500万未満 ~800万 ~1200万 1200万以上
DODA
マイナビエージェント ×
パソナキャリア × ×
リクルートエージェント
ハタラクティブ × × ×
キャリアカーバー ×

それぞれの特徴をお伝えすると以下の通りです。

特徴
DODA 国内最大級。職歴書指導や面接対策などが優れていて、誰にでもお勧め。
マイナビエージェント キャリア相談/診断が丁寧。特に転職がはじめてや20代にオススメ。
パソナキャリア 女性の転職で高評価を得ている。案件数は普通だが、全体的にバランスが良い。
リクルートエージェント DODAと並ぶ最大手。案件数では最も優れるが担当によりサービスの質が変わってしまう。
ハタラクティブ 未経験や第二新卒に特価。書類通過率90%と高く、フリーターや正社員未経験者にもオススメ。
キャリアカーバー ハイクラス、エグゼクティブ特化サービスで、年収600万円以上の求人数が6,000件以上あります。

これらを見てもどこへ登録するかわからない場合は、案件数が優れており担当者のハズレも少ない「DODA」と、案件数はやや劣るもののサポートが丁寧な「マイナビエージェント」や「パソナキャリア」をオススメしています。
とりあえず面談を受けて担当コンサルタントと話をしてみるべきでしょう。

面談を受けてもその会社から転職をしない事に決めても問題ないので、気軽な気持ちで登録してみましょう。

*年収500万以上の方はハイキャリア転職に強い「キャリアカーバー」を、フリーターやキャリアがまだない20代の方には「ハタラクティブ」をオススメしています。

また、登録する際は転職コンサルティングサービスなのかをよく確認するようにしてください。
DODAなどは検索すると派遣登録サイトなどが出てきてしまうので、このサイトから直接登録するのが安心です。

念のため、転職コンサルティングサービスのトップページをまとめておきます。

特化型転職コンサルタントの選び方

特化型の転職コンサルティング会社は、あなたが転職したい業界で選ぶ必要があります。
各業界別に、それぞれ特にオススメな1社を厳選してまとめました。

おすすめ 解説
IT/Web/ゲーム ワークポート 元々はIT/Web/ゲームの特化型だったコンサルタントです。
有名IT企業やゲーム業界への転職実績はピカイチです。
アパレル クリーデンス アパレル特化型のコンサルタントで、
運営はDODAのパーソルキャリアが行っています。
第2新卒 ハタラクティブ 20代をメインとした若年層の就職・転職コンサルタントです。
第2新卒には特に強く業界を変えたい場合もオススメです。
女性 ランウェイ 女性特化型の転職コンサルタントです。
特に派遣や契約社員から正社員になりたい女性にオススメできます。
管理職エグゼクティブ キャリアカーバー 年収600万円以上の求人数が6,000件以上ある転職コンサルタントです。
ハイクラス/エグゼクティブ特化型としての強みを持っています。

転職コンサルタントを使う場合に注意すべきこと

忘れてはいけないのは、転職コンサルタントは慈善事業でもボランティアでもなくビジネスであり、あなたは企業に紹介される「人財」という立場であることです。

それを踏まえて、下記2点に注意して下さい。

  • 転職コンサルタントの話をうのみにしない
  • 必ず2社以上の転職コンサルタントに相談し、双方の意見をあわせて判断をする
転職コンサルタントはあなたを企業に入社させてはじめて利益を得ることができます。
売上のための転職にならないよう、常に客観的な判断ができるようにしてください。

5.転職コンサルタント利用の流れ

ここまで、あなたが使うべき転職コンサルタントを紹介してきました。

ここでは、実際に転職コンサルタントに登録した場合のサービスの流れについてお教えします。

特に事前準備は必要なく気軽に訪問して構いませんが、コンサルタントをはじめて使うという方は不安も大きいと思いますので、登録後にどのような流れになるのかを把握しておきましょう。

  1. 登録する
  2. 連絡がくる
  3. キャリア診断のための面談を行う
  4. 求人紹介を受ける
  5. 職歴書(履歴書/職務経歴書)の添削
  6. 応募する
  7. 面接対策を行う
  8. 企業との面接を受ける
  9. 内定/退職のサポート

1.登録する

それぞれの公式サイトから登録を行うだけです。
繰り返しになって恐縮ですが、登録する際は転職コンサルティングサービスなのかを十分に確認してください。
相談に来られる方で、フリーランスや派遣の登録サイトに登録していた方もおられました。

2.連絡がくる

登録すると、転職コンサルタントより数日以内に電話かメールで連絡がきます。
準備などをしておく必要はありませんが、下記のようなことを聞かれます。

  • キャリアの確認
  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?
10分ほどのヒアリングを受けた後に、キャリア診断のための日程を調整することになります。

キャリア診断のための面談を行う

多くはコンサルタントのオフィスへ訪問することになりますが、状況によってはコンサルタントが近くまで来てくれることもあります。
お互いの都合が合わない場合は電話で行うこともあります。

初回の面談では以下のようなことを行います。

  • キャリアの棚卸し
  • PRポイントの整理と確認
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業から内定がでそうか
  • どのように職歴書を書くべきか
  • この転職でかなえたいことはなにか
キャリア診断で気がつかされることも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまり、公開のない転職ができるでしょう。

求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を紹介してもらうことができます。
コンサルタントにもよりますが、5件から50件ほどの紹介が来ることが普通です。
考えてもいなかったような大手のものもあれば、今まで知らなかった魅力的な中小企業やベンチャー企業もあるかもしれません。

それぞれのコンサルタントしか扱っていない独占求人もありますので、浮く数のコンサルタントから求人紹介を受けるようにすべきです。

職歴書(履歴書/職務経歴書)の添削

応募する企業を決めたら、履歴書や職務経歴書といった選考書類を添削します。
場合によってはこのためだけに時間をとって面談を行ってくれたり、何度も指摘をしてくれます。
応募企業へ通るようにコンサルタントと一緒に最高の職歴書を作りましょう。

応募する

選考書類が完成したら、コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業へ応募します。
コンサルタントから見たあなたの人柄や魅力をまとめたものになっており、企業へ営業をかけてくれるわけです。

転職サイトを使ったり、自分で公式サイトから応募しても推薦文は誰も書いてくれません。
企業への手続きも全部自分でしなければなりませんから、コンサルタント経由は圧倒的に優位に立てます。

面接対策を行う

応募している企業の採用実績を元に、企業の面接担当の傾向と対策を練ります。
どのような質問をされ、どのような答え方が好まれるのか、今持っているスキルをどのようにPRすべきか、などのアドバイスをもらうことができます。

希望すれば模擬面接も行ってくれます。

企業との面接を受ける

面接の日時設定はコンサルタントが行ってくれますので、遠慮無く要望を伝えましょう。
仕事があるので定時後じゃないと難しい、といったことも伝えて構いません。

また、コンサルタントと一緒に対策したことを活用して、力を出しきりましょう。
面接に落ちてしまった場合も、コンサルタントが採用担当からフィードバックを受けているので、次の面接へ活かすことができます。

内定/退職サポート

内定が出たあとは、コンサルタントが給与交渉や、入社日の調整などを責任を持って行ってくれます。
現職との退職交渉がこじれそうな場合にも、コンサルタントはノウハウを持っているので頼っていただいて構いません。

まとめ

転職コンサルタントの使い方、いかがでしたでしょうか?
使おうかどうか迷っているくらいであれば、完全無料ですからまずは登録してみることをお勧めしています。
登録をするのが面倒でコンサルタントを使わずに、さらに面倒なことを自分でやらなければならなくなり、転職に失敗する方々をたくさん見てきました。

転職コンサルタントもあなたの最高の転職をサポートすることに命をかけている人が一杯います。
無料だからといって気が引ける方もおられますが、気兼ねなく利用してみてくださいね。